人は自然の一部である
News Report
「伝統と技に学ぶ」勉強会 その拾・畳編
重要文化財「聴竹居」にて畳を学ぶ
 平成5年より活動してまいりました「社の極」は昨年末、任意団体よりNPO法人化させていただき更なる活動発信を行う為、新たな事業「伝統と技に学ぶ」勉強会を創設致しました。

 現代日本では、伝統文化をなりわいとした産業は衰退の一途を辿っております。私達は先人達が伝えてきた伝統や技を後世に紡いでいく義務があるのではないでしょうか。
 本勉強会は、古来より日本に伝わる各種産業の専門家や技術者(匠)をお招きし、お話を伺い勉強することで今後の建築、インテリア分野への新たな風
「温故知新」に繋げていきたいと考えております。

 年1〜2回程度の開催を予定いたしており、今後参加者の方々のご要望も取り入れ発展させてまいる所存です。現在下記のような分野を想定しておりますので、ご賛同ご支援いただけますようお願い申し上げます


<今後の勉強会予定業種>
○大工 ○左官 ●瓦葺き ○萱葺き
○建具 ●竹工芸 ●木材(製材)
○石灰 ○和紙 ○唐紙  ○織物 
●畳   ○漆   ○炭  ●数奇屋照明

●表具 ●京指物 ●陶磁器 ●和風庭園

※ ●印は終了しました。
特定非営利活動法人
「社の極」事務局

〒530-0035
大阪市北区同心1-7-13-303
tel(06)4800-2720
email: info@yashironokiwami.com

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「伝統と技に学ぶ」勉強会 掲載記事
伝統と技に学ぶ 陶磁器編 2008年8月
陶磁器編
「伝統と技に学ぶ」勉強会報道記事 和瓦編 2009年4月
和瓦編
「伝統と技に学ぶ」勉強会活動紹介 2009年8月
活動紹介
伝統と技に学ぶ 京指物編 2009年9月
京指物編

「伝統と技に学ぶ」勉強会       その拾・畳編
 
 NPO法人化と共に重ねて参りました「伝統と技に学ぶ」勉強会も、10回目を迎えさせていただくことが出来ましたこと、皆様のご支援に深く感謝申し上げます。

 その記念すべき回に、有職畳を手掛ける京都・磯垣タタミ店の磯垣様を講師にお迎えして、
「伝統と技に学ぶ」勉強会その拾 畳編を開催させていただき、畳を取り巻く現状など熱くお話を伺うことが出来ました。

 会場は、重要文化財の指定となっている『聴竹居』をお借し、聴竹居倶楽部の解説の元、勉強会のプレとして見学をさせていただきました。


                   
                     記


日   時: 平成29年11月4日(土曜日)
         受    付   12:30〜
         聴竹居見学  13:00〜
          勉 強 会   14:00〜15:30
       
会   場: ”聴竹居” (重要文化財)
         京都府乙訓郡大山崎町大山崎谷田31

講    師: 磯垣タタミ 磯垣昇氏

参 加 費 : \2000.- (社の極会員:¥1500)・・・聴竹居見学料含む

講師プロフィール・・・
  京都畳商工組合理事長、文化財畳保存会副会長、京都畳専門学院講師
京都府畳技能士会会長等を歴任 平成24年京都府伝統産業名工/受賞
畳マイスタ−、全日本畳品質管理士、 有職畳や仏具の御道具の製造。
伊勢神宮や熱田神宮を初めとする全国の 神社やお寺に納めている。
又茶道の師匠方々へ茶室畳も納品している。           
 
 当日は、お天気にも恵まれ、心地よい空間にて、第10回目となる「伝統と技に学ぶ」勉強会 その拾・畳編の開催となりました。
 「環境共生住宅」の原点と云われている「聴竹居」の居間にて、磯垣様に畳をとりまく現状についてお話を伺いました。

 現在の畳店は、機械化が進み手仕事をすることが大変少なくなって、機械で縫う針はあるが、手縫いの針がない等、多くの資材や道具類も現在作れなくなりつつあるとか。

 文化庁が畳の状況を調べたところ、畳が日本から消えつつあることが判明し、今では文化庁指定団体の文化財畳保存会が出来て、若い職人さんに技術の伝承がなされている状況なのだそうです。

 畳表も畳床も、国内生産が減少し、危機的な状況とのこと。
 海外にて畳表など生産はされていますが、日本独特のタタミ文化を外国にゆだねることは、日本での畳表製造がなくなることであり避けた方がよいと、熱く語っておられました。

 若者向けの現代ニーズに合った商品開発の必要性もあり、今後は、置き畳や機械加工畳などの安い畳と、茶室や有職畳など技術のいる特殊な加工畳とに、大きく2つに別れていくだろうとのことでした。
 
 一度失われた日本の伝統文化を蘇らすのは至難の技といいます。
 今一度、畳の良さと和室の良さを見直していきたいものです。。。
 
photos
 「伝統と技に学ぶ」勉強会その拾・畳編 

    「伝統と技に学ぶ」勉強会その拾・畳編 

     
 
 講師の磯垣氏

   聴竹居倶楽部の方による聴竹居の解説

 
 聴竹居の外観

   「伝統と技に学ぶ」勉強会その拾・畳編
案内看板
     
     

番   外
 実は、当日午前中に、勉強会会場のある山崎には、国宝の茶室「待庵」のある妙喜庵を、事前予約にて10名の方々と共に見学をさせていただきました。
 現存する茶室としては日本最古のものであり、千利休が残した唯一の遺構と言われています。
 外部よりその様子を拝見させていただき、千利休の非凡な構想に感嘆の声が上がりました。
 聴竹居と共に、見学されることをお薦め致します。(但し、事前予約必要)
    妙喜庵/待庵内部は撮影禁止ですので、
掲載することが出来ないのが残念なのですが。。。
妙喜庵へのアプローチ

 
妙喜庵外観     看板
 




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