人は自然の一部である
News Report
「伝統と技に学ぶ」勉強会 その四 
   木との対話から生まれる
     芸術・京指物の世界を学び
             禅の世界に触れる
 平成5年より活動してまいりました「社の極」は平成19年末、任意団体よりNPO法人化させていただき更なる活動発信を行う為、新たな事業「伝統と技に学ぶ」勉強会を創設致しました。

 現代日本では、伝統文化をなりわいとした産業は衰退の一途を辿っております。私達は先人達が伝えてきた伝統や技を後世に紡いでいく義務があるのではないでしょうか。
 本勉強会は、古来より日本に伝わる各種産業の専門家や技術者(匠)をお招きし、お話を伺い勉強することで今後の建築、インテリア分野への新たな風「温故知新」に繋げていきたいと考えております。

 年3〜4回程度の開催を予定いたしており、今後参加者の方々のご要望も取り入れ発展させてまいる所存です。現在下記のような分野を想定しておりますので、ご賛同ご支援いただけますようお願い申し上げます。


    特定非営利活動法人「社の極」
            理事長 中原賢二


<今後の勉強会予定業種>

○大工  ○左官  ●瓦葺き  ○萱葺き
○竹材  ○石灰  ○和紙   ○唐紙 
○建具  ●表具  ○木材(製材) 
○漆    ○炭    ○織物   ●陶磁器
○畳    ○数奇屋照明  ●京指物

  ※ ●印は終了

特定非営利活動法人
「社の極」事務局

〒530-0035
大阪市北区同心1-7-13-303
tel(06)4800-2720
email: info@yashironokiwami.com

「伝統と技に学ぶ」3和瓦編
平城瓦の知恵が現代に蘇る
                                       

日時:



 会場:

参加費:

講師:







座禅指導:


主催:
平成21年10月3日(土) 13:00〜13:15受付
13:30〜13:50  法話
13:50〜15:30  京指物レクチャー
15:50〜17:00  座禅体験

“臨済宗東福寺内 臥雲山即宗院”
京都市東山区本町15-813 TEL075-561-9200

¥1,000-
(学生¥500-)

井口彰夫
 井口木工所 代表、京指物認定伝統工芸士
        木を組む、彫る、曲げる、刳り貫く、削るといった
        木工芸を駆使する京指物の第一人者。
        2002年大阪デザイナーズウィークにあわせて
        開催された「JAPAN DESIGN IDENTITY」
        (暮らしのギャラリー)でも紹介される等各界から
        高い評価を得ている匠。

杉井玄慎 臨済宗大本山東福寺塔頭 即宗院 住職
        大本山東福寺 常任理事

特定非営利活動法人(NPO)「社の極」
 http://www.yashironokiwami.com 
 email: info@yashironokiwami.com
 tel: 06-4800-2720  fax: 06-4800-2712  

 日本では古えより、様々な工芸・芸術が生み出されてきました。
 木と木をさし合わせて、組み上げることからその名前がついたと云われる指物の技法の始まりは、大変古く平安時代に遡ります。室町時代以後には専門の指物師が現れ、宮廷文化や茶の湯の文化確立とともに、高い工芸文化へと発展し「京指物」となりました。
 この度は、京都迎賓館の調度創作にも携わり、また一方では、デザイナー喜多俊之氏とのコラボレーションやミラノサローネへの出展など、現代デザインの分野からも注目されている京指物の第一人者・井口彰夫氏に、大自然が育んだ木の魅力を最大限に引き出し、作品として新たな命を吹き込む「京指物」についてお話を伺いました。

  @ 指物の歴史・・・由来は、指し合わせるもの。
            元々は建築の大工職が行っていた。
  A 他との違い・・・内容的には同じ。
      京指物 → 公家・茶人好み
     江戸指物 → 徳川以降。武家・町衆好み
  B 京都木工協同組合の中での守備範囲の違い
     ●指物 ●彫物 ●挽物 ●曲物 ●箍物
  C 指物技術について
     ●調度指物 → タンス、棚、机など一般的家具類
     ●茶道指物 → 茶道道具
  D 現在の指物の状況・・・伝統産業法により指定
              (100年の歴史を有するもの) 
     乾燥によるソリがある為、丸太はある程度わかるが、
     板で購入する場合は、木は購入後5-10年位寝かして、
     様子を見極めてから使用している。
     木裏と木表については、拘らず木目の美しさに応じて
     使い分けておられるそうです。
     そういった面にも、温厚な柔軟なお人柄が表れている
     ように思われます。
  E 今後の指物
     100年前の作品は、当時の最新技術を駆使されていた。
     故に、今の技術を使って、100年後どう評価されるか
     ということが重要である。
 
 公家・茶人好みといわれる繊細な技の数々が生きる作品を実際に見せていただきながら、貴重なお話を伺うことが出来ました。

 今回は、京都五山の一つ「臨済宗大本山・東福寺の即宗院」にて開催しました。即宗院は通常非公開でありますが、特別に開催することが出来ました。
 薩摩藩と密接な関係があり、江戸末期の安政の大獄の頃、篤姫が一時期、西郷隆盛をこの地にて匿ったと伝えられております。
 勉強会に先立ち、「人の極みについて」のご住職による法話をお聞きし、心の持ち様を学ばせていただき、勉強会へむかわせていただきました。
 勉強会後には重要文化財である中世以降現存する最大最古の禅堂にて“座禅”を体験させていただきました。型だけではない瞑想する際の心の持ち様や姿勢などからご指導いただき、座禅が初めての方も「禅の世界」に少しだけ触れていただけたのではないでしょうか?どうぞご自宅でもお試しください。
 
 勉強会後のアンケートにより、皆様から「面白かった。興味深かった。」と多数のお声をいただきました。今後も、色々な企画を交えて開催して参る所存です。今後とも、どうぞご支援いただけますようお願い申し上げます。 



京指物の第一人者・井口彰夫氏によるレクチャー。 建築関連者・インテリアコーディネーター・学生・広告代理店様々な職種の方々が熱心に聴講。

実際に創作された指物を手にし、匠の技に驚嘆。 指物・彫物・挽物・曲物・箍物の匠達の技の連携により、一つの作品が完成する。

歴史ある即宗院の座敷にて、レクチャーと座禅の合間のひとときの休憩。 住職によるご説明を受けながら、禅堂へと移動。

室町前期重要文化財、中世期より現存する最大最古の禅堂にて。
小座布団の上に落ちるようにお尻を置き、結跏趺坐という足の組み方で座禅の姿勢を整える。
初心者は結跏趺坐の難しい姿勢では、精神を集中することがなかなか出来ない為、イスに腰掛ける方法を住職より教えていただく。

篤姫も渡ったと言われる桃山時代重要文化財・偃月橋。
日本の歴史を駆け抜けた偉人達の足跡を辿り、古えに思いを馳せる。
京都市指定名勝・即宗院の心落ち着く素晴らしい庭。
残念ながら、普段は非公開となっている。


”伝統と技に学ぶ”勉強会 の模様が新聞報道されました。
大阪日日新聞20080828 毎日新聞20090419
2008/08/28
大阪日日新聞
2009/04/19
毎日新聞




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