人は自然の一部である
News Report 
歴史建築探訪2010  
倉吉・白壁赤瓦の街
出雲大社・御修造特別見学

 平成5年”人は自然の一部である”をコンセプトに発足、自然にも人にも優しい空間創りと新しい建築文化の創造を発信する為の活動を行って参りました。
その活動の一端は、新聞・雑誌に報道掲載され、社会的に認知されて参りました。

そして平成19年12月、特定非営利活動法人(NPO法人)として認証されました。
特定非営利活動法人
「社の極」事務局

〒530-0035
大阪市北区同心1-7-13-303
tel(06)4800-2720
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歴史建築探訪 2010 倉吉・出雲
倉吉探訪と出雲大社御修造特別見学


   
 今回の歴史建築探訪は、昔ながらの街並みが残り、歴史的情緒が味わえる倉吉を探訪、蒜山や出雲の地を巡り、幸運にも出雲大社の御修造特別見学をさせていただくことが出来ました。

 早朝に大阪を出発、一路鳥取県倉吉市を目指しました。
 世界的建築家の故丹下健三氏とその恩師である故岸田日出刀氏の共同設計による倉吉市役所庁舎を背に、レトロな町並みが広がっていました。
 街の中心をのんびりと流れる玉川沿いに並ぶ白壁土蔵群は、江戸・明治期に建てられたものが多く、雪国独特の(雪が滑って落ちやすいように釉薬をかけた)赤い石州陶器瓦を使ってあり、白い漆喰壁とよく調和して落ち着いた風情ある町並みを創り出して、のんびりとした懐かしい空気が流れていました。

 二日目、午前11時に出雲大社を正式参拝。例年行わせていただいていることもあり、建築関係者が多く集まる会ということを認知して下さっていたようで・・・その後、権宮司さんのご案内の下、御修造が進んでいる現場を特別に見学させていただけることとなりました。

 平成20年の暮れより御本殿を覆う巨大な素屋根建設工事が始まり、完成まで6回のスライド作業を経て翌年6月下旬に完成したそうです。9月には御本殿大屋根檜皮葺解体作業に先立ち、昭和御修造時に檜皮をどのような方法で葺いていたのかを確認するための調査解体が行われ、その緻密丁寧な葺き方に匠たちの培った卓越した技能と後世に対して恥ずかしくない仕事をするという矜持の籠りが実感されたのだそうです。そして、10月から御本殿大屋根檜皮の解体作業が始まり、40トン以上の檜皮がすべて降ろされました。

 なんと幸運なことに、すべての檜皮が降ろされ、檜皮葺き解体を終えた御本殿の大屋根が拝見できる・・・正にその時に見学させていただけることになったのです。
 残念ながら、撮影禁止の為、撮影は出来なかったのですが・・・永きに亘り受継がれてきた”かたち”と、そこに籠る”こころ”を次代へ継承していくことへの崇高な使命感に心うたれる想いがしました。


 良き機会を与えていただいたことへ感謝しつつ、神魂神社・八重垣神社・熊野大社を経て、帰路へつきました。
出雲大社 平成の大遷宮1 出雲大社 平成の大遷宮2 出雲大社 平成の大遷宮3

日程: 平成22年11月13日(土)〜14日(日)
        13日 ・・・ 大阪→倉吉探訪→蒜山散策
        14日 ・・・ 蒜山→出雲大社正式参拝・御修造特別見学
                   →神魂神社→八重垣神社→熊野神社→大阪
宿泊: 蒜山高原 馥風荘(こうふうそう)

白い漆喰壁と赤い石州瓦が美しく調和して、落ち着いた風情を創り出している。 雪国独特の、雪が滑って落ちやすいように釉薬をかけた赤い石州陶器瓦。
国登録有形文化財の豊田家住宅。主屋は倉吉の伝統的な町屋形式を保持、離れは昭和初期の和風を造詣。 市指定文化財の倉吉淀屋。倉吉に現存する最古の町屋。子孫は、断絶した主家の遺志を継ぎ、大阪で「淀屋」を再興。
玉川沿いの白壁土蔵群。 八足門を背に。後方に見えるのが巨大な素屋根。
御本殿へと続く楼門。
両側の神饌所も修造工事中。
楼門を見上げたところ。
楼門に彫られている珍しい魔よけの猫。 熊野大社(特有)の鑚火殿。萱葺き屋根に檜皮で覆われた四方の壁に竹製の縁。
出雲國造の「火継式」に使われます。
旧出雲大社駅近くで美味なおそばをいただく。 宿泊先として、提供していただいた別荘:馥風荘(こうふうそう)



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